みんなのシネマレビュー
硫黄島からの手紙 - 酒梅さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 硫黄島からの手紙
レビュワー 酒梅さん
点数 6点
投稿日時 2007-01-17 22:59:05
変更日時 2007-01-24 00:05:41
レビュー内容
日本人として、日本人が経験した硫黄島戦(あるいは太平洋戦争)がどのようなものであったかを知ることが、歴史を忘れず、語り継ぐという行為であろう。そこで我々が何を知るべきかといえば、日本人が経験した硫黄島戦の特殊性(あるいは日本人が経験した太平洋戦争というものの戦争としての特殊性、固有性)であり、それは「戦争の悲惨さ」などといった「一般論としての戦争映画」が描き出すような、戦争の本質を見ることとは性質を異にするもののはずである。結果的に、この映画は後半から終盤にかけての展開で明らかなように、「一般論としての戦争映画」として作られたに過ぎなかったと結論づけられよう。中心的な登場人物である栗林中将と西郷が、この戦争に対してどのような考えを持っていたのかがほとんど描き出されていなかった(日本兵の精神的な側面を描くことが決定的に欠如している)ことからも、それは明らかであろう。日本人にとっての硫黄島戦(あるいは太平洋戦争)を語り継ぐという作業を外国人に託してしまうことに致命的な無責任さが存在することを、映画を観終わって当然のごとく認識させられる。
酒梅 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-01-06海を飛ぶ夢107.07点
2007-03-26デジャヴ(2006)76.54点
2007-01-17硫黄島からの手紙66.90点
2006-04-16蝶の舌96.72点
2006-04-15クラッシュ(2004)87.15点
硫黄島からの手紙のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS