|
タイトル名 |
黄色い大地(1984) |
レビュワー |
la_spagnaさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2017-05-10 21:27:31 |
変更日時 |
2017-05-10 22:08:35 |
レビュー内容 |
主人公である少女と役人の二人は役者として演技していることがわかるが、この二人以外が演技しているように見えない。 特に父親や息子は、その佇まいや物腰が、まるでドキュメンタリー映画のように自然で生々しい。ラストの雨乞いに出てくる大勢の村人についても、日焼けした顔とその顔に刻み込まれたシワ、味噌歯、前歯のない口など、限りなくリアルだ。 また、娘が嫁ぎ先から逃げてきた後の川(黄河?)の場面などは、まるで自然光だけで撮ったように暗く幻想的だ。悲しい結末と相まって、切なくやるせない気持ちにさせられた。 |
|
la_spagna さんの 最近のクチコミ・感想
黄色い大地(1984)のレビュー一覧を見る
|