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タイトル名 |
外人部隊フォスター少佐の栄光 |
レビュワー |
鳥居甲斐守さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-05-12 22:31:57 |
変更日時 |
2009-05-12 22:31:57 |
レビュー内容 |
このスタッフとキャストの豪華さを見れば、ある程度質の高い作品であることは容易に察しがつきますが、やはり期待どおりの内容でした。任務達成と現実の間で苦悩する指揮官、生粋のフランス人ではないが故に政治に振り回され消耗品のように使い捨てにされる外人部隊の悲哀、いけない事と分かってはいても軍人に恋してしまう女の悲しみ等、どれも戦争ものには付き物のモチーフではありますが、しっかり描き込まれています。特に娼婦相手に愚痴をこぼすシーンでのハックマンの寂しげな表情と演技は印象に残ります。自分の話を聞いてくれるのはもはや娼婦くらいしかいない。浮草のように漂う外人部隊の中途半端な立場を象徴しているようでした。ただ一つ苦言を呈するとすれば、ラストの砂漠での白兵戦が尻切れトンボというか何となく釈然としない終わり方になっているのがちょっと残念です。
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