|
タイトル名 |
スリ(1959) |
レビュワー |
すねこすりさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-10-28 14:18:03 |
変更日時 |
2009-10-28 14:18:03 |
レビュー内容 |
主人公の体にあっていないスーツの上着が気になって仕方ない(大きめでなきゃ仕事がしにくいからか?)。獲物を物色して歩く際の彼は眉毛だけが以上に目に付き、ヘタすりゃ「眉毛が歩いている」みたいに見える。そして、地下鉄内でタブロイド紙を広げて対象人物に近付いていく様は「異様そのもの」で挙動不審もいいとこ、怪し過ぎ。・・・という難点はあるのだが、何というか、手に汗握るシーンの連続と、主人公の心情変化が交互に波の如く心に迫り、目が離せない。ストーリーはあってなきが如し、という感じ。スリは映画にもドラマにも数多くネタとしては扱われているが、こういう「スリというお仕事」にのみフォーカスしたものは希少で惹き付けられる。こんな、ある意味「ドラマチックな」お仕事を経験してしまったミシェルは、果たして、ジャンヌと子どものためとはいえ、「アタリマエの」お仕事で先々人生納得できるだろうか。「ブラック・ジャック」にも「スリ」という話があったが、指を切り落とされても、結局、また元の稼業に戻っていたのを思い出してしまった。 |
|
すねこすり さんの 最近のクチコミ・感想
スリ(1959)のレビュー一覧を見る
|