みんなのシネマレビュー
失われた週末 - きいろのくじらさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 失われた週末
レビュワー きいろのくじらさん
点数 7点
投稿日時 2007-12-26 20:15:12
変更日時 2007-12-26 20:15:12
レビュー内容
ワイルダーの初オスカー作品である。また、この作品によりニューロティック(異常心理)映画ブームになり、エポックメーキングな作品とも言えるだろう。

大酒飲みと言えば陽気なキャラクターとして描かれるのが普通であった時代に、中毒性の恐怖を題材に見事に描いたワイルダーの力はさすがといったところ。「椿姫」鑑賞中にワイングラスを追ってしまうシーンやコートが踊りだす様はコミカルであるが実に恐ろしく見せ方がうまい。また小道具の使い方はこの頃から冴えており同シーンでは取り違えたコート、未来を暗示するかのように粉々に割れる酒瓶、他に言えば隠してあった酒瓶の影、逆にくわえてしまう煙草、鏡に映ったピストルとちょっとした見せ方の工夫で焦燥感を出す手腕は実に見事である。

サイコホラーかと思わせるような演出もあって驚いたが、その甲斐あって、そしてややオーバーアクトではあるがレイ・ミランドの好演もあって十分に中毒性の恐怖を感じることが出来る。人は強い生き物ではない。何かに頼って生きていくのは当然だ。それがお酒やドラッグなのか、周りの人間なのか。ハッピーエンドとは言い難いが、希望が持てる終わり方ではある。色々考えさせられる。
きいろのくじら さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-01-04虹の女神 Rainbow Song77.36点
2008-01-03手紙(2006)76.69点
2007-12-28怒りの葡萄77.02点
2007-12-28卒業(1967)86.40点
2007-12-26俺たちに明日はない87.20点
2007-12-26失われた週末76.51点
2007-12-22ガス燈(1944)76.40点
2007-12-22赤ちゃん教育96.55点
2007-12-12手錠のまゝの脱獄87.34点
2007-12-11鳥(1963)86.25点
失われた週末のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS