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タイトル名 |
卵の番人 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-07-21 11:59:12 |
変更日時 |
2009-07-21 11:59:12 |
レビュー内容 |
『八月の鯨』の男性版かと思っていたら、中村伸郎・三津田健による別役実ドラマといった雰囲気。老人兄弟の日々が綴られ、その月面のような静けさ・穏やかさに、息子コンラードが絡んでくる。この老人たちの描写は悪くなかった。叔父と甥の関係が、微妙な不和としてうずきだすのだが、その微妙さをどう見るかだ。解釈の余地を与える豊かさととるか、突き詰めていないいい加減さととるか、この違いを見極めるのは難しいところで、そうしたモロモロを味わいとして享受すればいいんだろうけど、とにかくあんまり腹に来ないのは事実。手つきだけでうまく運んでみせている演出って気がする。ラジオをいじると、いろんな「イエスタディ」バージョンが聞こえてくる、ってのがあった。ラストのオーバーザレインボウは、心に響いた。 |
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