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タイトル名 |
楽日 |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2007-08-25 11:09:38 |
変更日時 |
2007-08-25 11:09:38 |
レビュー内容 |
映画館て、スクリーンの虚構の中でのみ時間が流れ、観客の時間はひたすら停止している。そのためひとたび客が廊下に出たりトイレに入ったりすると、そっちのほうが現実なのに、何かに対して息を殺しているような奇妙な時間が流れ出す。それを狙った映画なのかどうかは知らないが、あの感じがよく出ていた。映画館の客席以外の雰囲気の味わい。シネコンなど最近の映画館が失ったのは、この周縁の空間だろう。映画以外の目的で来る不真面目な客は減ったかもしれないが、幽霊も滅多に出なくなった。 |
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