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タイトル名 |
チョコレート(2001) |
レビュワー |
なんのかんのさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2008-06-23 12:12:23 |
変更日時 |
2008-06-23 12:12:23 |
レビュー内容 |
男三代のカチカチの家の息苦しさ。とりわけ祖父の重さ。伝統。しょうがない女だったと言われているが、母の不在が大きい。子を愛していたことに遅れて気づき、父を愛していなかったことに遅れて気づく不幸。椅子の血の汚れと、車の座席の血の汚れ。これはすでに崩壊した家のホームドラマでもある。しかし差別の意識はこんなにも簡単に拭われるものだろうか。すべて祖父一人に、伝統に、過去に責任を押しやって、主人公をきれいにしすぎた気もする。南部ジョージアの匂いをさらりと出しているのはいい。 |
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