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人間の條件 第三部 望郷篇 - にじばぶさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 人間の條件 第三部 望郷篇
レビュワー にじばぶさん
点数 6点
投稿日時 2011-03-23 01:35:43
変更日時 2021-08-23 06:13:32
レビュー内容
兵隊同士のいざこざやいじめ、上官と部下との上下関係などが、細やかに描かれているが、あまたある日本の戦争映画で、それは語りつくされている。
せっかく壮大な全6部作なのに、そんな内容を第3部のメインに据えたのは、何だかもったいない気がしなくもない。

ただ、そんなありふれた日本戦争映画の題材ながらも、仲代達矢の存在感と個性は光るものがあった。

それにしても、仲代達矢のような体力がほしい。
平和な時代であれ戦争下であれ、体が資本。
頑丈な肉体は、宝である。
頑強な身体こそあれば、どんな世の中でもなんとかやっていける、そんなことに注視してしまった。

それにしても、仲代達矢と“ふしだら”な行為とやらをしていた(婦長に、そうみなされた)看護婦を演じた女優さん、とても瞳が綺麗だった。
まさに白衣の天使!
戦場でこんな瞳の美しい看護婦さんがいたら、私なら思わず抱きついてしまうところだろう。
そして、軍隊刑務所ゆきである。
私が戦争中に軍隊にいたら、こんな感じで生涯を終えるんだろうなぁ、と思った始末。
お粗末さま。
婦長に“ふしだら”な行為をしていたと濡れ衣着せられたら、どうせなら“ふしだら“な行為を実際に実行したい。
じゃなきゃ、損だ。
だけど、軍隊刑務所ゆきである。

やっぱり私は、平時でも戦争下でも、結局ダメなところに落ちる気がする。
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