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タイトル名 |
アキレスと亀 |
レビュワー |
なたねさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2012-11-18 11:29:17 |
変更日時 |
2012-11-18 20:17:16 |
レビュー内容 |
分からないのは、絵で世に認められたいのか、描き続けられれば満足なのか。また、シャッターペイントされた商店街の皆さんに、「あいつら、芸術が分かってないんだよ」。言葉数が少ない主人公が、絶対言わないセリフです。必ず否定されることが分かっているのに、足繁く怪しい画商のもとに通うシーン。理解者が欲しいのだとは思うが、画商にこうまで振り回されて、なぜ絵を描き続けられるのか。唯一無二の人に去られて、空き缶に20万円の値段を付けるシーン。正気を失い、缶にそれだけの価値をみたのか、今までのことを否定しているのか。空き缶を放り投げるシーン。絵を描くのをやめたのか、そうじゃないのか。そもそも、なぜ「アキレスと亀」。でも。分からないことづくしなんですが、ろくでなしの真智寿のことが気になってしょうがない。つまり、うらやましいんです。北野作品はバイオレンスなヤツより、この系譜の方が好きです。また、こんなの撮って欲しい。 |
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