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X-MEN:フューチャー&パスト - しぇんみんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 X-MEN:フューチャー&パスト
レビュワー しぇんみんさん
点数 8点
投稿日時 2014-06-02 22:12:22
変更日時 2014-06-02 22:21:37
レビュー内容
『ファーストジェネレーション(FG)』から監督が替わっても非常に面白かった...のだが、やはり『FG』の次点か。何故かと言うと『FG』はそれ一本で映画になっていたが、『フューチャー&パスト(F&P)』は今までのシリーズありきの構成になっているため。だが、X-MENシリーズは押並べてシリーズ構成がしっかりしており、『F&P』も「人種差別問題への提言」というテーマは変わらず、遺伝的に問題(小人症)のある「人間」の科学者が、ミュータントを駆逐しようとしたことが発端となる物語は秀逸。ベトナム戦争という実際の国際問題とも絡み合い、物語に現実感と深みを持たせているのは相変わらず。登場人物たちも内面まで細かく描いており、各キャラクターに感情移入し易い作りとなっているのはさすがと言える。特にミスティークの描写にはヤラレル!『FG』の同志たちがあんな結末を迎えていたら、そりゃ誰だって半狂乱になるさ。でも、今回はマグニートーがどちらかというと悪役を担ってしまい、明確に善悪を描かないX-MENシリーズには珍しく、彼に対する反感を持ってしまうのが不満点ではある。また、複数の時間軸の物語が同時進行で進む物語は、『インセプション』的でもあり面白いのだが、矛盾点もあり今一つ納得できない展開になっているのが残念。...ではあるが、いずれにしても、観終わった後に興奮して話し合いたくなること間違いなし。あっ、あと、ラストの彼女と彼の登場はシリーズのファンにとってはうれしい限り。そしてエンドロール後の映像も観ておかねば。ん~、ハナマル!!
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