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タイトル名 |
スリーパーズ |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2013-10-16 23:29:50 |
変更日時 |
2013-11-03 05:35:24 |
レビュー内容 |
とても微妙。ストーリーは魅せる力を持っているけれど、行われる「復讐」のやり方と結末が微妙です。 殺してやりたいほど憎らしい奴がいきなり目の前に現れても、普通の感覚ならば殺しはしない。でも、殺人に慣れた殺し屋たちはやってしまう。結果として、本来は元看守全員を法廷へ引っ張り出して断罪したいけど、そうも行かない場合にどうするのかを問うことになる。 法廷シーンには二つの意味があった。ひとつは元看守を追い詰める手段。もうひとつは報復殺人を容認するか。論じられるべきは後者です。本作はそこを裁判システムで審議した訳では無く、幼馴染みの神父さんの同情深度に放任する。 罪とそれに対する報い、という概念が多重に折り重なって整理できません。もし自分が当事者だったなら、なんて考えるともっと微妙になって行く。 少なくとも、立場を利用して他者を蹂躙する行為は命に関わる。そこだけは確かです。 |
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