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タイトル名 |
ブラッド・ダイヤモンド |
レビュワー |
Sgt.Angelさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2008-10-05 00:22:04 |
変更日時 |
2009-03-06 17:06:27 |
レビュー内容 |
重厚なストーリー、しっかり作り込まれた舞台。本気でダイヤモンドに関わる問題を考えさせるには少々安直と言えば安直ですが、問題提起するには十分なはず。何よりもこの映画は、問題提起という目的も含めた社会派アクションとして成功しています。エンタテインメント性強く描きながらも、リアルで臨場感あるつくりは高く評価したい点。 それに加えてこの作品が成功した要因は役者陣の素晴らしさでしょう。以前から気になっていたジャイモン・フンスー。漁師の割には小奇麗な印象はありますが、相変わらず上手い。ジェニファー・コネリーも芯の強い女性役にはやはりハマる。そして今作一番の驚きだったレオナルド・ディカプリオ。僕は「タイタニック」などで王子様的なイメージがあったディカプリオが苦手だったのですが、今作で見直しました。彼もそういったイメージのせいで悩んでいたんですね。 彼が演じるダークな人物、アーチャーのたたずまいが大いに今作に重みを持たせています。語られずとも彼の過去に何か影が差していることを感じさせます。ソロモンを脅すシーンなど、全編気迫ある演技を見せていました。 ラストが映画的過ぎるとも思えましたが、あの程度であれば大して気になりません。社会派映画として、リアルな演出、問題提起、役者の演技力、全てにおいて及第点以上で、娯楽作品としても優れた良作です。 |
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