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タイトル名 |
英国王のスピーチ |
レビュワー |
かずろうさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-03-05 23:12:34 |
変更日時 |
2011-03-05 23:14:31 |
レビュー内容 |
吃音のヨーク公を演じたコリン・ファースの演技が素晴らしかった。 冒頭の万博の閉会式のスピーチで、国民が顔をそむけていくシーンなど映像はすぐ切り替わるけど実際にはあのままスピーチを続けなければいけないわけで、そういう立場を考えるとものすごく胸が痛くなる。 責任の重い逃げ出せない立場って想像するだけでクラクラする。 吃音を治したいと思うヨーク公と、彼を支える妻のエリザベスの愛情。 国王になりたいわけじゃなかったヨーク公の苦悩。 彼の吃音を治療するライオネルとの関係性、特に2人の距離感が縮まっていく様子などとてもよく描けていた。 ライオネルを前にしたジョージ6世に即位後のスピーチはそれまでが丁寧に描かれていただけに感動的だった。 ただ、国民とヨーク公の関係(国民がヨーク公をどう思っているか)や、不安に揺れる国民の様子をもっと描いた方が作品に奥行が出てもっともっと最後のスピーチに感情移入できたのかなぁとは思いました。 |
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