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風の丘を越えて~西便制 - Nujabestさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 風の丘を越えて~西便制
レビュワー Nujabestさん
点数 9点
投稿日時 2009-10-05 20:43:33
変更日時 2009-10-06 01:08:13
レビュー内容
この映画の魅力は、生き別れた二人が再会するシーンに凝縮されていると言っても過言ではない。意味のある会話をするでもなく、パンソリを二人で演奏するだけという、一見地味でありながら、二人の積年の感情の迸りを見事に描出しきったシーン。動きは静かでありつつも、画面から溢れんばかりの激情が伝わってくる。パンソリというものはこの作品を見る以前から知っていて、観賞したことがあった。先日、オ・ジョンヘのパンソリも生で聞かせてもらったが、どちらも、この作品のラストシーンほど心には届かなかった。この作品では、それほどまでに映画の総合的な力をまざまざと見せ付けられた。役者の力、歌詞の力、演出の力、監督の力、音楽の力、そして物語の力、そのどれもが見事なまでの相乗効果を持って最後の再会シーンで迫ってくるから凄い。舞台芸術の"生"の迫力も嫌いではないが、物語の力や歌詞の意味、演じ手の思いが理解できるというのは、感動に至らしめるのにはすごく重要な要素だと思った。序盤は物語の軌道に乗るまでが随分とスローペースで退屈だったが、ラストに逆転満塁ホームランを打たれたという感じ。マウンドでぐったりなって立ち上がれなくなったピッチャーの気分。最後、ナレーションで説明して終わったと思うが、正直あれは蛇足だったと思う。静かな別れで〆ても良かったんじゃなかろうか。娯楽映画ではないが、今までに見た韓国映画の中では一番心に残った作品である。
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