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タイトル名 |
鑑定士と顔のない依頼人 |
レビュワー |
午の若丸さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2014-02-24 21:54:32 |
変更日時 |
2014-03-20 09:14:09 |
レビュー内容 |
普段は露骨なネタバレは避けているつもりですが、これはネタバレフレーズ出さないとレビューにならないのでお許しください。 ミステリーとして上々の雰囲気で始まり…恋愛が前面に出始めてやや低空飛行…そしてラストに急降下! というのが見終えた直後の全体の印象でした。ここの評点でいえば一気に3点つけたい気分になりました。 あまりにどこかで見たようなオチを見せられたからです。 しかし、帰り道で「まてよ?」と思いました。 私は、ラスト直前の乾杯までこの結末を読めなかったのです。 当然警戒していたのに、こんな単純な結末に気付かなかった…悔しいですっ! 振り込め詐欺になんか絶対合わないと思っていたのに引っかかってしまったような感覚です。 公式サイトの「極上ミステリー」というフレーズからすでに巧妙な騙しの手口は始まっていたんですね。 それは冗談として、ミスリードの要素は種々あれど、特にあの憎きオートマタ!あれに気をとられてしまいました。 本来ならばこのような作品は見返して伏線探しや粗探しもしたいところです。 最後のレストランが時計だらけだったことについてもしっくりくる答えが出ていません。 噛めば噛みほどに発見は多そうで、そういう意味で単純な騙し映画ではないと思います。 ただ、あの鑑定士が哀れでしばらく見返す気にはなれないのです(^^; 堅気な商売だけやってきたわけではないだけに因果応報ともいえますが、それでも無性に同情を禁じ得えません。 このまま真の彼女の姿を見ずに人生を終えたほうが幸せでしょうね。想い出は綺麗のままに… |
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