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リトル・ミス・サンシャイン - BOWWOWさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 リトル・ミス・サンシャイン
レビュワー BOWWOWさん
点数 10点
投稿日時 2009-07-25 00:03:46
変更日時 2009-10-10 11:30:19
レビュー内容
『悪魔のいけにえ』『ホテル・ニューハンプシャー』『アダムスファミリー』『アメリカン・ビューティー』などなどアメリカ人の大好きなモチーフの一つである「フリーキーな家族像」の映画は、周囲をドタバタと迷惑なトラブルに巻き込んで進行するのが常だが、この映画もまさにそれそのものだ。オフビート気取りのシニカルタッチもこう頻発されると食傷ぎみだなぁとイジワルく観ていたつもりが、ロードムービー開始早々しょっぱなでポンコツワーゲンが故障するあたりからおやおや?っと思いはじめる。みんなで力をあわせなければ動かないし乗り込めない役立たずなポンコツワーゲン。けれど、てんでんバラバラだった一家がワーゲンのために仕方なしの一致団結をくりかえすたびに、それぞれの心の垣根がどんどん消えていく。ついでに気づけば観ているこちらの垣根までもがいつしかスルリと取り払われている。そんな中、負け犬と勝ち馬の法則にこだわる父親リチャードだけが、最後までその垣根を完全には捨て去れずにいる。そんな彼が意を決して幼い娘オリーブのために選ぶ行動は、だからこそ涙が出るほどうれしく、頼もしく、そして感動的だ。とってもとってもとってもバカらしくはあるけれど、それでも。力の限りに頑張る家族が人に後ろ指をさされ笑われるのなら、自分も胸をはって笑われよう!家族みんなで胸をはって笑われよう!それは単に親バカになることとは違う。愛するものを誇りに思い、愛するままに両手をひろげて、恥ずかしがらずに力いっぱいその胸に抱きしめるってことだ。それはあの悪態ばかりの下品なジジイが、率先して実行していたことでもある。まるでその遺志を引き継ぐ決意表明のようにリチャードが踊りだす時、彼はオリーブを家族を、そして亡き父を、ありったけの愛で力いっぱいに抱きしめるのだ。生まれてはじめての泣き笑い(それも爆笑と号泣)をこの映画に捧げてしまったが、こんなにすてきな彼らのためなら後悔はない。やっぱりみんなに迷惑をたっぷりかけたうえ最後っ屁までカマして去っていく彼ら。鳴り響くポンコツワーゲンの壊れたクラクションもまた、やっぱり迷惑で、そしていとおしい。それにしても、ダンスレッスンしてるはずが豹のモノマネごっこに興じるジジイと孫、のシーンにちゃんと意味があったなんて!
BOWWOW さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2019-02-25バーニング 劇場版107.00点
2018-08-12リバーズ・エッジ85.33点
2013-05-25青春神話108.33点
2013-05-02エドワード・ヤンの恋愛時代1010.00点
2013-04-28恋恋風塵97.00点
2013-03-09楽日106.00点
2012-01-24海角七号/君想う、国境の南75.23点
2011-04-02エターナル・サンシャイン96.60点
2011-01-18ソーシャル・ネットワーク76.53点
2011-01-02ファイト・クラブ97.38点
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