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タイトル名 |
誰が為に鐘は鳴る |
レビュワー |
アングロファイルさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2012-02-23 18:51:56 |
変更日時 |
2012-02-23 18:51:56 |
レビュー内容 |
ワールドプレミア上映版で鑑賞。本作も時代背景がよくわからないのでレビューするのが申し訳ないような気もするのですが、劇中で語られたところによると、第二次世界大戦における枢軸国と連合国の「代理戦争」のようなものでしょうか。一応アメリカには、「独裁政権を倒す」という大義名分があるようですが。 お話の方ですが、前半はぐだぐだしていてあまり進まず、面白味が感じられません。各人物の性格描写もそれほど深く突っ込んでいるとは思えませんし。ピラーを除いて、いわゆる「キャラ立ち」している人物が見あたりません。仲間割れするのかしないのか、その辺もどっちつかずです。休憩を挟んだ後半は、一応戦闘場面など見せるところもありますが、やはり展開がボロボロなので高く評価はできません。 作中マリアに対する酷い仕打ちが語られますが、実はそれを行ったのはパブロと同じ国の人間です。どうもこのあたりに、ある種の偏見があるような気がして、やはり好きになれないところです。最後主人公は犬死にするわけですが、それにしては描き方がヒロイックすぎる。製作された時期を考えれば仕方がないのかもしれません。もし今リメイクされるとしたら、もっと突き放した、この戦争そのものに対する疑問を抱かせるような作品になるかもしれません。 |
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