|
タイトル名 |
穴(1957) |
レビュワー |
nobo7さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2009-07-26 01:50:10 |
変更日時 |
2009-07-26 01:50:10 |
レビュー内容 |
テンポ良く、シナリオも非常に練りこまれていて、何より京マチ子の絶妙の演技、表情、仕草が軽快なテンポと完全にシンクロして、最初から最後まで画面に釘付け。今まで見た日本映画で最高のサスペンスコメディーかもしれない。サスペンスに必要な論理的展開と、コメディーに必要な有り得ない行動とを、これほどうまくバランスさせるのは至難の業のように思う。かなり複雑なストーリーなのに、スピード感あふれるテンポで見せつつ、コメディータッチのドタバタを入れつつ、破綻することなくしっかり伝わって来て、突飛なシナリオをスピードだけ押し通してしまうようなハチャメチャコメディになっていないのがお見事。白黒のスタンダードサイズだし、題名も地味だけど、日本映画侮りがたし。
|
|
nobo7 さんの 最近のクチコミ・感想
穴(1957)のレビュー一覧を見る
|