みんなのシネマレビュー
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ - Dream kerokeroさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
レビュワー Dream kerokeroさん
点数 8点
投稿日時 2016-04-29 15:38:52
変更日時 2016-04-29 23:37:23
レビュー内容
【超・ネタバレあり!注意!】


いや~めっちゃ面白かった!もうサイコーでした。思ってた以上にストーリーも良くって、なんだよいいじゃんかよ、でした。予告でいやっちゅうほど見せられてきたキャプテンとアイアンマンが戦う理由も、単に意見が合わないとかコイツ気に入らないとか、そんな単純なことだけじゃなく、裏で巧妙に罠を仕掛けていた奴がいたのには正直一本取られた気分でした。ここで私事ですが、この罠を仕掛けていた人物を演じたのがドイツの俳優でダニエル・ブリュールっていう人。この人がとにかくトビー・マグワイアにどことなく似ていて、何度もあれ?あれれ?ん?トビーなのか?ってなっちゃいました。だって今作には新たなスパイダーマンが登場するんですもん。そりゃあね、トビーが出てたらビックリこきまくりでしょ。もう鑑賞中は気になって仕方なかったです。帰宅して調べて違ってたんで、ホッとしたのとちょっぴりガッカリの何とも言えない気分になりました。

話がトビーで脱線しましたが、冒頭で発言したようにとにかくめっちゃ面白かったです。新キャラで登場するブッラクパンサーやスパイダーマンも人物描写に手抜きがなく、必要最小限の情報で上手くまとめてました。まあスパイダーマンはある程度知ってるテイですが。それに新シリーズも始まるのでそっちでどうぞ的な感じでした。エンドロール終わり後に告知があります。

そして一番の目玉であるアベンジャーズ同士のバトルですが、これがもう言うことなし!チームバランスもいいし、誰と誰がどんな戦い方をするのかもアイデア満載で飽きることがない!とくにアントマンがいい活躍っぷりなんですよ。小さくなったり大きくなったりをうまいこと利用して戦ってるんです。小さくした車を相手に投げて元の大きなサイズに戻したり、アイアンマンスーツの中に潜り込んだり、そして極めつけはな、なんと!巨大化ですよ!戦隊ものかよ!って思わずツッコんじゃいましたw この巨大化が予想外過ぎて、あたしゃニンマリが止まりませんでしたね。スパイダーマンが「帝国の逆襲」をオマージュした戦いを見せてくれたのも、さらにニンマリでした。この辺のコミカルさが、後に発覚するキャプテンとアイアンマンの因果な確執に対して、いい感じで清涼剤的な役割を果たしてくれて、明と暗のバランス良い仕上がりになってます。

でそのキャプテンとアイアンマンの確執ですよ、いっちゃんうわっ!ってなったのは。まさかね、ウインターソルジャーがトニーのお父さんとお母さんを殺害してたなんてね。ビックリです。これが裏で巧妙に仕掛けられた罠への隠し玉だったんですよ。ソコヴィアでのアベンジャーズVSウルトロンとの戦いで家族を失った普通の人間が、どうやって復讐をするのか。超人的パワーも待たない人間が。その答えがこれ、仲間割れ。同等の能力を持つ者同士を戦わせ破滅させる。トニーが家族との最後の別れのシーンを演説した件がここにきてうまい伏線となって効果を表すんですよ。もう感情は沸点に!聞く耳持たない状態に。アイアンマンの暴走がとにかく痛い、哀しい、切ない。アイアンマン、トニー・スタークも心のどこかでは分かってると思うんです。洗脳されてて仕方なかったってことは。ただその仕方なかったを素直に受け止めきれないんでしょうね。気まずいまま両親と永遠に会えなくなってしまったそのモヤモヤが、もしかしたら邪魔してるのかも。人間の弱さってやつですかね。

キャプテン・アメリカの冠が付いた作品ですが、これはもう立派な裏アイアンマン4です。はい。トニーが別れ際にキャプテンに言った「その盾は父が作ったものだ!お前に持つ資格はない!」もうね、この台詞が精一杯の抵抗で、ほんと、ここまでさらけ出した姿にたまらなく哀愁を感じちゃいました。

今回のこの作品で、アベンジャーズシリーズが提示したいテーマが分かった気がしました。正義ってなんだろう?ですね多分。人それぞれが持ってる正義がある。どの正義が正しいかなんて正直分からない。人の正義に従うのか。自分の正義を貫くのか。正義に対する責任はどうするのか。いろんな形の正義を問題提起として投げ掛け、観客に委ねてるんでしょう。わたしは優柔不断なので決めかねませんw

さてさてアベンジャーズシリーズ、まだまだ新キャラ新シリーズ待ってるようですが、漫画漫画な面白部分と、深く暗く悩める人間ドラマ、その両方をうまいこと融合させていってほしいです。この「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のように。

最後に、もし前作「ウインターソルジャー」の内容を忘れてるようでしたら、見返すことをオススメします。なぜなら、誰だっけこの人?みたいな人物が何人か登場しますので。観ておいたほうが絶対いいです。あと出来れば「アントマン」も、ね。
Dream kerokero さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-03大河への道45.55点
2024-06-02イコライザー THE FINAL77.00点
2024-05-12少年の君77.40点
2024-04-28ゴジラ×コング 新たなる帝国65.75点
2024-04-17かがみの孤城67.53点
2024-04-08グランツーリスモ56.68点
2024-03-12マーベラス45.28点
2024-03-11ナイル殺人事件(2020)55.22点
2024-03-02マダム・ウェブ45.62点
2024-02-01すばらしき世界87.66点
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS