みんなのシネマレビュー
わらの犬(1971) - tottokoさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 わらの犬(1971)
レビュワー tottokoさん
点数 8点
投稿日時 2017-04-19 00:27:59
変更日時 2017-04-19 00:27:59
レビュー内容
”監督of暴力”のサム・ペキンパー、彼の筆致はキューブリックほど洗練されてなくて、人間の本質をむき出し且つぶちまけ型である。単に不快だから、という理由で目を背けて否定しては、ウソつきと言われそうだ。
陰気臭い田舎町と低所得風な労働者たち。そこへ乳首もはっきりわかるぴったりニットの若い嫁。すでに不穏な空気がこの冒頭だけで充満している。イヤな感じしかしない。
半世紀近くも前の作品だけど、女への暴行シーンや彼女の抱えるPTSDの描き方等、これほどショッキングで生々しく痛みを感じさせる作品は他に見た事がない。
猫を殺られても煮え切らなかったヘタレのD・ホフマンが窮鼠の如く、信条と真逆の暴力行為へと狂い出す、この凄まじさ。青白い額に汗を浮かべて妙に座った目つきで油を沸かす。ホフマンの嫁が幼なじみの男連中に気があるような素振りを繰り返すのもなかなかに不気味で気分が悪いのだが、やはりその地の出身者らしく「知的障害者を差し出せ」と暴力発言をするのだ。これにより完全に周囲を暴力で包囲されたホフマン、「二度と帰ってはこれない」地点まで行ってしまう。ああやっちまった。しかし、一番共感をできるのは誰あろうこの人なのだ。震撼するやら呆然とするやら。自分の暴力性まで暴かれた気分だ。こちらも冷たい汗でびっしょりだ。
tottoko さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-30華麗なるヒコーキ野郎67.43点
2024-05-28レディホーク57.03点
2024-05-21ウィッカーマン(1973)77.21点
2024-05-19プロミシング・ヤング・ウーマン76.53点
2024-05-18潜水艦クルスクの生存者たち87.00点
2024-05-14アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング56.10点
2024-05-11ブラッド・シンプル ザ・スリラー77.22点
2024-05-07ブラッド・ダイヤモンド77.37点
2024-04-30シャドウ・イン・クラウド46.22点
2024-04-26南極料理人56.88点
わらの犬(1971)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS