みんなのシネマレビュー
空飛ぶ金魚と世界のひみつ - かっぱ堰さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 空飛ぶ金魚と世界のひみつ
レビュワー かっぱ堰さん
点数 2点
投稿日時 2014-05-26 21:21:53
変更日時 2014-05-26 21:21:53
レビュー内容
福岡市が発展戦略としてアジアに開かれた都市を目指していることは理解できるが、この映画が目指すものはよくわからない。
異質なだけで仲間外れにするといった行動は2013年に出ていた幼児レベルの話であり、また「思いやり」を語るのも自己を客観視できていない低年齢児向けである。それで個人間の問題程度ならまだいいとして、国レベルのシビアな問題にまで同じ対処方法を適用しようというのは理解を絶している。子どもを盾にすれば何でも通るという感覚なのか、あるいは個人の思い(込み)が世界を変える“セカイ系”の話でもしているかのようだが、それで2014年5月のパラセル諸島で現実に起こった紛争を解決できるならやればいいだろう。
一般論として、異質な相手と接触すれば一方的な善意だけでは済まず、相手の悪意に対抗しなければならない場面もあり、また国家に限らず集団の利害を背負う場合には、自分らの利益を保全しながら妥協点を探るといった行動も必要となる。そういった身近な社会では常識的なことを国際問題ではあえて無視し、幼児向けの綺麗事にすり替えようというのはどういう意図か。現実社会に向けて公開する以上、ただの願望なり何らかの思惑なりで子どもを惑わすようなことがあってはならず、子ども向けファンタジーの体裁をとったからといって批判を免れることにもならない。
現代社会に適合した異文化との共生を真面目に語ろうとするのなら、荒唐無稽な国際紛争の解決などでなく、例えば1995年の家庭内の問題を発展させる形で、身近な地域コミュニティの問題でも扱えばよかっただろう。一体いつになれば現実に役立つまともな話ができるようになるのかと思うと日本の未来に希望が持てない。

一方で単純な映画の作りとしてもあまりほめられるものではなく、一部の登場人物の言動には非常な違和感があり、また背景音楽は明らかにやかましい。ただし子役の演技には大変に微笑ましいものがあり、絵本の読み聞かせをされている子どもらが素人丸出しなのも笑ってしまう。
また主演女優(1995年)についても、期待される通りの美少女を自然な感じで演じていたようで結構である。個人的にはたまたま本物を見たことがあり、その時の様子が好印象だった(出演映画に関する反省点を自虐的に語り、監督に「大丈夫です!」と励まされる微笑ましい場面があった)こともあり、この人のために+1点としておく。
かっぱ堰 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-10-19バーバリアンズ セルビアの若きまなざし55.00点
コーカサスの虜67.41点
2024-10-12VIRUS ウィルス:3255.00点
2024-10-12SHOT/ショット55.00点
2024-09-21ディストピア 灰色の世界44.00点
2024-09-21あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。66.20点
2024-09-14恐怖ノ黒電波64.00点
2024-09-14恐怖ノ白魔人55.25点
2024-09-14恐怖ノ黒鉄扉65.00点
2024-09-14恐怖ノ黒洋館76.00点
空飛ぶ金魚と世界のひみつのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS