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タイトル名 |
バベルの本 |
レビュワー |
すかあふえいすさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2016-08-29 21:35:02 |
変更日時 |
2016-08-29 21:35:02 |
レビュー内容 |
俺が初めて山本浩二の世界観を味わった作品。 幼いころ、NHKでこれが流れた時はトラウマになった。が、不思議と何度も見てしまう魅力があった。
夕暮れの空を飛び交うカラス、電車を追う二人の子供。
椅子に置いて行かれた本からは風が吹きすさび、塔がそびえ立つ。その塔の中では人が本を読んでいる。文字が飛び出し様々な動物の形に変化する。 その小さい本にはクジラが泳いでいた。子供たちはその本の中を船に乗って冒険する。
子供たちが背負う魚よりも巨大な魚?クジラ?の化物が息をひそめる、赤い眼がギョロッと、子供たちは投げ出され、海水とともに飲まれるような迫力。 「忘れ物」を取りに来た男がギロりと睨み、再び置いていかれるものとページの中を跳ねる“主”。 |
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