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夢(1990) - スノーモンキーさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 夢(1990)
レビュワー スノーモンキーさん
点数 7点
投稿日時 2014-12-28 00:38:03
変更日時 2017-03-18 01:46:52
レビュー内容
見事な映像美の連続で大変見応えのある映画でした。桃畑での舞いや水車の村の風景の日本画的な美しさ。また赤富士や鬼哭の話の中に見られた陰と陽の色彩のコントラストの美しさ。まさに映画といった感じで天才黒澤明のセンスが光っていました。夢の中のストーリーは結構単純で、前半は自然や死者、霊などへの畏敬の念。後半では、科学の力に頼りすぎてしまった人間の末路についての話となっています。8話目の水車の村の話が、「今後人間はどうすればいいのか?」についての黒澤監督なりのメッセージとなっています。近代技術を拒み、自然を壊さぬよう自家発電で生活していけばいいではないか。お葬式もたくさんの苦労をし、一生懸命生きてきた故人をお疲れ様の意味も込めて最期は明るく送ってあげようよ。ということなのだが、自家発電で生活というのは正直、単純すぎて無理があるかと思いました。ただ黒澤監督の熱い思いは伝わってきました。1~8話の中で、トンネルの話が一番印象に残りました。トンネルの中から行進の足跡が聞こえてきて、暗闇から兵隊の青白い顔が浮かび上がってくるシーンはゾッとしてしまった。また気になったのが、鴉の話の中でゴッホが「描きたい風景を探すな。どんな風景だって見方を変えれば美しいものさ。」という言葉です。黒澤監督といえば、満足な映像が撮れるまでは何週間でも粘ると聞いていたので意外でした。何か映画撮影に対して心境の変化みたいなものがあったのでしょうか?本作は紛れもなく芸術作品であるが、内容は明快で分かりやすく誰もが楽しめ、鑑賞後には皆で語り合いたくなってしまうところがこの映画の魅力ではないでしょうか。
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