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タイトル名 |
戦う幌馬車 |
レビュワー |
しってるねこのちさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2015-04-29 16:41:37 |
変更日時 |
2015-06-21 05:00:55 |
レビュー内容 |
アメリカの人は作中のジョン・ウェインとカーク・ダグラスの様な、ライバルともケンカ相手ともバディとも取れるようなトムとジェリーみたいな関係性のコンビを描くのがつくづく好きなんだなぁ、という印象です。 そんな関係を邦画のように浪花節全開にしないで、ドライに描いているので見ていて肩がコリません。 派手なガンファイトや緊迫する一対一での決闘等はあまり無く、策略を持って敵と対峙します。 そしてそのイベントが結構多いので物語はサクサク進みますが、少し淡白にも映ります。 死んで欲しい人は死んでくれますし、くっつきたい人はくっつきますし、お金も程よく手に入ります。 ロールプレイングゲームの原作に丁度良さそうなお話です。 プレイヤーはジョン・ウェインとカーク・ダグラスのどちらかを選択できる、といった感じでしょうか。 ジョン・ウェインを選べば苦労なく簡単にクリアー出来ると思います。 一方、カーク・ダグラスを選ぶと色々と苦労しますがお色気シーンが結構見れそうです。
当時のアメリカ西部でのメキシコ人や中国人への見下した様な態度や、主人公グループと協力関係にあるが人種的に対立しているネイティブアメリカン達が最後に裏切った為に、彼等の多くが爆死してしまうのに対して、旧約聖書の出エジプト記のユダヤ人の様に荒野の中を彷徨っている別のネイティブアメリカンの集団が最終的に40万ドル相当の砂金を手にするのは何かを示唆しているのかテレビの前の日本人の私には解りませんでしたが、そんな事を考えずに見ていてもそれなりに楽しめた作品でした。 |
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