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タイトル名 |
ズーム/見えない参加者 |
レビュワー |
Yuki2Invyさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2021-06-30 20:07:03 |
変更日時 |
2021-07-08 00:29:43 |
レビュー内容 |
ゆーて私も、ここ一年は毎日の勤務時間の半分以上がZoomでの打ち合わせですからね。その意味ではやっぱ親近感とゆーのはありますですよ。複数端末で参加しててハウリングさせる、なんてのも(当然のよーに)やったことありますしね。
リモートなホラーとしては個人的には三作目、その三作を手が込んでいる(=カネ掛かってる)順に並べると、『アンフレンデッド』→『真・鮫島事件』→今作、という感じになるだろうか(『真・鮫島事件』はアレはアレで相当にチープですケドも)。とは言え手が込んでれば好いというワケでもなく、『アンフレンデッド』は様々なツールが入り乱れ、異常に手数が多くて観ていてメチャクチャ疲れてしまったのだし、それに比べると今作は全編Zoomのみなので格段にシンプルで観易いことは観易い。ただ今作、コンセプトは『アンフレンデッド』を引き継いでいるというか、これも全編Zoomの画面上のみで進行するという作品なので、観易い一方で『アンフレンデッド』で弱点にも感じられた「カメラがチャッチいからショック描写に迫力が出ない」という部分もこれまた継承してしまってる、とゆーのも事実かと。
しかし、ま~見るからに低予算ですよね(ほぼ自主制作レベル)。Zoomの画面なんだから別にエーやん!と言わんばかりのクソ低画質に、そもそもが68分という短尺ながらラスト10分は更にどーでもいい(ちょっとだけ怪異な)メイキング風映像だし、これに1900円払うのはちょっと勿体無いという気がする。短い分密度が濃いというワケでもなく、B級ホラーよろしく前半半分は完全に「捨て」で殆ど何も起こらないし、後半は多少マシになるとは言えショック描写もこれまたチープ極まりなく、結論的には許容範囲を少し下回って地味すぎる、という感じですね。結局やはり、完全リモートだと(諸々の事情で)あまりホラー的にインパクトのある描写を盛り込めない→どの描写も似た様な感じにまろやかになって決定的に抑揚・盛り上がりを欠く、というコトかとも思われます。
その意味では、やはり全編リモートというのは結論的にはキビシイ、というコトが分かってきたかとも思いますね。あくまでリモートな状況を(前半で)活かしつつ、後半は別の展開に上手いコト繋いでいく、とゆーのが肝要かと(その意味では『真・鮫島事件』とゆーのは思ったより好く考えられていた、というコトかもと)。もう一点、やはりインドア(自室)で世にも恐ろしいショック描写を描く、とゆーのは相当に難しく、結局高度にユニークなアイデアが必要になる、というコトですかね。こーいうの一見低予算でもつくれそうなのですが、そこから天下を取りたいのなら普通のホラー以上に才能と努力と閃きが必要だ、とゆーことにも思えますですね。 |
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