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タイトル名 |
レベッカ(1940) |
レビュワー |
K&Kさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-03-13 10:35:54 |
変更日時 |
2021-03-13 10:35:54 |
レビュー内容 |
タイトルにもなっていながら、回想でも一度も出てこないレベッカ。どんな人だったのか、想像を掻き立てる。 影のあるマキシムと私の、身分を超えた恋愛。「サテンと真珠は身につけるな。36歳にもなるな。」なんて名セリフ。 居心地の良いモンテカルロから息が詰まりそうなマンダレーへ。 闇深いマンダレーを象徴しているようなダンバース夫人の怖さ。癇癪が出るマキシム。孤立無援の私。 身分の違いを思い知らされての、自殺寸前まで追い込まれてからの、レベッカのヨット発見、マキシムの告白からの逆転劇が痛快。
オープニング、セルズニック・スタジオがバババーン!!と出てから、悲劇の舞台マンダレーの森。 荘厳な音楽のあと、タイトル登場。なぜかヒッチコックの名前と共に音楽は悲しいパートに… 可愛そうな主人公は名前がなく“私”…まぁ原作アリの作品だけど、ヒッチコックは、よっっっっっっぽど、セルズニックが嫌いだったんだろう。この作品が彼唯一のアカデミー作品賞を取ってしまう辺り、何とも皮肉な結果だけど、彼の才能の凄さでもある。 |
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