みんなのシネマレビュー
メリー・ポピンズ - かずくんさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 メリー・ポピンズ
レビュワー かずくんさん
点数 9点
投稿日時 2024-02-16 00:39:58
変更日時 2024-02-16 00:39:58
レビュー内容
原作者と映像作品製作者の間のわだかまりで起こってしまったあまりに不幸な事件が毎日の報道を賑わせていますが、この「メリー・ポピンズ」もウォルトディズニーと原作者の間で葛藤があった作品として知られていて、「ウォルトディズニーの約束」という映画にもなっています。
トラバース女史の原作は 英国児童文学伝統のエブリデイマジックもの、日本で言えばドラえもんみたいなものです。
それに対して映画化されたこの作品はいかにもアメリカ的な家族再生の物語へと変えられています。
メリー・ポピンズが初めて訪れた頃のバンクス家は、
子供達のしつけはナニーに任せきり。
父親は仕事一筋。
母親は女性解放運動に夢中
というバラバラな家庭。
そこへメリー・ポピンズという異物が現れることにより最後には家族の結束が強まるという物語、いかにも分かりやすいアメリカンストーリーに変えられています。
今見ても面白いというのは、こうした普遍的な物語なのでということもありますが、原作が舞台としたであろう明治大正時代頃の女性啓蒙運動、映画が制作された1960年代70年代頃のウーマンリブ運動、そして現在のフェミニズムの動向と 見事にシンクロしていることです。
こうしたことが原作を映像化するということ、映像化された作品を時間を隔てた現在見るということの醍醐味であると言えるかもしれません。
内容的には短いエピソードの積み重ねで、芸達者な演者たちを揃えて愉快な寄席芸を見ているようです。
大らかなアメリカンジョークとブラックな英国ジョークが交互に 飛び出してくるところはまさにハイブリッド映画と言えそう。
この映画のひとつの売り物である実写とアニメの融合はディズニーが極めて初期のアリスコメディからやっているものなので技術的にはさすがに練れて安心して見られますが、ディズニーのあまり好きでない絵柄の時代の絵なのでちょっとそれは残念でした。
歌曲も数多くどれも親しみやすい名曲なのでミュージカル好きの人なら必ず気に入ると思います。
とても楽しい映画です。
原作にはまた原作の楽しさがありますのでどちらも別々に楽しんでみるといいでしょう。
かずくん さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-23赤い影76.57点
2024-05-11ラストコンサート66.54点
2024-04-02イニシエーション・ラブ66.22点
2024-03-05アマデウス88.37点
2024-02-19激突!<TVM>87.62点
2024-02-16哀愁77.43点
2024-02-16アメリカ交響楽75.60点
2024-02-16メリー・ポピンズ97.65点
2024-01-26ヴィドック75.28点
2023-12-21ユージュアル・サスペクツ67.47点
メリー・ポピンズのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS