|
タイトル名 |
デスペラード |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2012-09-09 11:19:28 |
変更日時 |
2012-09-09 11:19:28 |
レビュー内容 |
実際には物語も無ければ背景も無く、伏線も無い、要するになーんにも無い。そこにあるのはアクション。すべてが刹那的。背景のありそうなモットモらしい、だけど実際には何も説明していないセリフの数々、妙にアッサリ死んじゃって何しに出てきたのか、しかし存在感だけはしっかりと残す、ブシェミ、トレホ、そしてタランティーノ。クライマックスでは主人公が突如3人に増殖し(!)、訳ワカランけどひたすら楽しい(ってか、初めて観た時はまだ『エル・マリアッチ』を観てなかったので「コレ誰やねん」状態だったけど、観た後で本作を観直すと、この世界観に妙に納得してしまう自分がいる)。アクション映画ってのは、アクションシーンがあるからアクション映画なんじゃなくって、この作品のように、映画自体がアクロバティックに(時にクラッシュしながら)突き進んでいくからこその、“アクション”映画。別の呼び方では「バカ映画」とも言いますかね。 |
|
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
デスペラードのレビュー一覧を見る
|