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十二人の怒れる男(1957) - 南浦和で笑う三波さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
レビュワー 南浦和で笑う三波さん
点数 10点
投稿日時 2004-01-27 16:06:40
変更日時 2004-01-27 16:06:40
レビュー内容
 4番陪審員がヘンリー・フォンダに問われて、たった四日前に夫婦で見た映画の共演者をよく思い出せなかったシーンがあり、「なにしろ低予算の三流映画でね」と言い訳をいわせている。この科白が台本にあることが当時出演者の気持ちを大いに引き締めたのではと想像する。自分がほれ込んだ作品だからヘンリー・フォンダの気合がはいるのは当然だが、あとの11人の役者陣が「たとえ低予算でも、たとえフォンダ以外は名前を覚えられなくても、三流ではない、一流映画を作ってみせる」と揃って奮起し、渾身の演技をみせたからこそ、秀逸な脚本、カメラワークとも相俟って、四日どころか、何年にもわたって記憶に刻み込まれる名作が生まれたのだと考えたい。若いころとは違って、今の私が一番感情移入するのは、理不尽に突っ張っていて最後の最後でNot guiltyと叫んだ3番陪審員。だって男って、たとえ自分が間違っていると内心わかっていても、面子をつぶされたと感じる形で自分の意見を180度変えるのは徹底的に嫌いな生き物だもの。それをさせられた辛さがよく出ていた。だからこそ帰り際にそれをやらせてしまったと自覚していたヘンリー・フォンダが3番陪審員に上着を着せてやり、いたわりを示すところがグッと来る。女の人にはわからない世界かもしれない。
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投稿日付邦題コメント平均点
2007-03-21フェイス/オフ87.44点
2006-12-21ワンダフルライフ96.50点
2006-01-03日曜はダメよ65.75点
2005-12-18海外特派員86.91点
2005-12-17天使のくれた時間97.26点
2005-11-02深く静かに潜航せよ76.93点
2005-10-02マカロニ97.88点
2005-10-01芝生は緑75.00点
2005-09-11カサブランカ87.23点
2005-07-23どつかれてアンダルシア(仮)76.45点
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