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リーサル・ウェポン2/炎の約束 - ザ・チャンバラさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 リーサル・ウェポン2/炎の約束
レビュワー ザ・チャンバラさん
点数 6点
投稿日時 2010-06-01 16:18:18
変更日時 2010-06-01 16:30:38
レビュー内容
まず、娯楽作としての面白さは認めます。巧い監督、巧い役者が揃っているので、娯楽作としての質は保証されたようなもの。パンパンに詰まったアクションで目を楽しませてくれるし、リッグスとマータフの掛け合いも安定感抜群です。。。ただし、暗く尖っていた前作と比較すると、妙に明るくハイテンションになった本作は映画としての質は落ちています。まず、リッグスのキャラクターが原型を留めていません。「特殊部隊の経験によって人間としての重要な何かが欠落した男」「妻を亡くしたことで社会とつながる最後の糸が切れてしまった刑事」という設定がほとんど形骸化しており、一方で作品中の死体の数は一気に増加し、ある意味で第一作よりもアブナイ人になっています(メル・ギブソンが器用だったおかげで、まるで別人になったリッグスにさほど違和感がないのは幸運でした)。アクションについても、前作では当時最新だったピストルやサブマシンガンを登場させたり、ホリオン・グレイシーを格闘シーンのアドバイザーとして迎えリアルな関節技を決めさせたり、アクションにおける「それらしさ」を徹底的に追及していました。劇中における人の死も当たり前のことではなく、「街中で人が死ねばおおごとになる」という当然の描写が加えられていて、かなり丁寧に考えられていました。一方で続編の本作は、アクションはひたすら大味に、死体の数は劇的に増加、一方でアクションをフォローする理屈の部分が大幅に失われ、「リーサルウェポン」の持っていた魅力がほとんどなくなっています。捜査も行き当たりばったりで、「以前たまたま見かけた船」や「気になってたまたま入った屋敷」等によって物語が進んでいきます。前作はキチっと捜査していたんですけどね。あとは製作された時代の問題でもあるのですが、南アフリカ共和国という実在の国が一方的に悪とされていることも、今になって見ると気になります。当時はアパルトヘイトで非難されていたとはいえ、ここまで一方的なのはちょっと。大使の部屋などは、ナチスかショッカーかと言わんばかりの悪趣味さ。「じゃ、アメリカはそんなに良い国なのかよ」と嫌味のひとつも言いたくなってしまいます。そんな南アフリカも現在ではワールドカップを開催するまでになり、この風潮に従って、本作は将来的に封印作品になっていくのでしょう。ファンの方は手に入るうちに購入されておくことをお勧めします。
ザ・チャンバラ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。55.58点
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2018-07-09黒い家(1999)74.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー47.43点
2018-07-04復讐するは我にあり76.67点
2018-06-26愛と死の間で34.85点
2018-06-26スイッチバック46.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻87.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ266.23点
2018-06-18危険な情事76.47点
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