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ピーター・セラーズのマ☆ウ☆ス - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ピーター・セラーズのマ☆ウ☆ス
レビュワー S&Sさん
点数 5点
投稿日時 2009-09-17 00:17:58
変更日時 2009-09-17 08:09:08
レビュー内容
原作はレナード・ウィバリーのユーモア小説「子鼠ニューヨークを侵略」です。フランスの隣に「大フェンウィック公国」という世界最小の独立国があり、その国はグロリアナ12世という女王が治めていました。中世に英国人貴族が創った国ですがずっと平和に過ごしてきたので、軍隊は持っていますがなんと武器は弓矢で軍装は中世時代の経帷子。唯一の産業はワインの輸出で「フェンウィック・ワイン」として世界的に売れていたのですが、カリフォルニアの業者が「エンウィック・ワイン」という偽ブランドでシェアを奪い、大フェンウィック公国の財政は破たん状態になってしまいます。困った首相ルパート伯爵は突拍子もない戦略を考えます。それは米国に宣戦布告して開戦し、すぐに降伏して米国に占領してもらいます。米国は寛大だから敗戦国大フェンウィック公国に財政援助をしてくれて、きっとお国の財政状態は回復して繁栄するに違いないという思惑です。ここら辺の理屈は、太平洋戦争の敗戦国である日本人には耳が痛いジョークです。この作品では、ピーター・セラーズが女王・首相・NYに派遣される軍司令官(本職は森番)の三役を演じています。最も本作では「博士の異常な愛情」ほどアクの強い演技ではないので、ちょっと拍子抜けですが。弓矢を担いで経帷子を着た22人の遠征軍は苦労してNYにオンボロ船でたどり着きますが、そこで降伏してくるはずが指令を間違えて、開発中のポータブル新型核爆弾と開発者父娘たちを人質として連れて帰国してしまいます。そこから英・仏・露を巻き込んで、子鼠の様な小国が世界を相手に思わぬ駆け引きをすることになります。と、ストーリーは諷刺が効いて面白いのですが、監督がB級SF専門のJ・アーノルドなのでもたもたした印象しか残らないんですね。後半は核兵器廃絶を訴えるメッセージが前面に出てくるのですが、その分皮肉が薄れて笑えないのが残念でした。英国人で、リチャード・レスターの様な人が監督したらもっと面白かっただろうと思います。それから本作はコロンビア映画の配給ですが、最初に映るトレードマークの女神がびっくりさせてくれます。これは観てのお楽しみ。
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