みんなのシネマレビュー
楢山節考(1983) - なんのかんのさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 楢山節考(1983)
レビュワー なんのかんのさん
点数 8点
投稿日時 2012-06-28 12:33:34
変更日時 2012-06-28 12:33:34
レビュー内容
「万世一系」のとうとうたる流れがまず本流としてある。それは死に臨んで聖化され、生まれ変わることの出来る者たち。この今村版でいいのは、それに「東北の神武たち」のエピソードを対比させているところ。子孫を残せず、生まれ変わりの夢も持てない者たちの存在。虫や獣でさえ持っている「血の流れ」を断たれてしまっている者たち。彼らはこの共同体の否定者となる資格があるのに、対立していなく、ただただ地を這うように生活している。そして村の掟を破った者たちの「血を絶やす」リンチに加わっていく。ここらへんの無惨でありながら生命力だけは感じさせるところが今村の世界。この監督は理性では共同体を否定しようと思いつつ、そのメカニズムに魅了されてしまっているようなところがあり、その屈折が魅力になっている。嫌悪と讃仰が入り混じっている。そして多くの近代日本人にとって、そのテーマがずっと「問題」として頭上にあり続けていたのだな。いくつかの怪異が印象に残る。二度噂に現われる父の亡霊。銃を撃つと木精が揺れ騒ぐところ。そして楢山まいりの途中でおりんが一度ふっと消えるところ。山を登るにつれて次第に神聖さが増していくところが見事。
なんのかんの さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2014-03-15エデンの東(1955)87.25点
2014-03-14アゲイン/明日への誓い65.22点
2014-03-13オリバー!76.08点
2014-03-12世界の中心で、愛をさけぶ65.27点
2014-03-11真珠の耳飾りの少女66.33点
2014-03-10ゴースト/ニューヨークの幻77.02点
2014-03-09EMMA/エマ(1988)66.00点
2014-03-08稲村ジェーン42.43点
2014-03-07つぐみ54.96点
2014-03-06ボイス・オブ・ムーン65.25点
楢山節考(1983)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS