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タイトル名 |
ミュンヘン |
レビュワー |
枕流さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2010-02-03 22:15:43 |
変更日時 |
2010-06-27 17:38:03 |
レビュー内容 |
もっとヒューマン系の作品かと勝手に思っていたら、全然そうじゃなかったのですごく新鮮な気持ちで観られた。僕が知っている限りでは、スピルバーグの作品ではこういうタイプのスパイものやサスペンスものは他に無いような気がするが、こういうあまり撮っていない分野でも実際にやるとうまいなと感じた。さすが巨匠と呼ばれるだけのことはある。
ストーリー自体が長いので、暗殺部隊の中のキャラがイマイチ立っていなかったのが残念だが、ドキドキ感やスリル感は十分味わえたし、ユダヤ人としての監督の主張もほぼ理解できたと思う。次第に暗殺に取り付かれていく彼らの姿を通じて、それとなくイスラエル体制批判をするあたり、かなり政治的である。
でも、結局ラストでしれっと貿易センタービルを映すところが憎いなと感じた(もし間違ってたら誰か教えてください)。これじゃ、アラブ側は分が悪い。 |
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