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運命じゃない人 - 鉄腕麗人さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 運命じゃない人
レビュワー 鉄腕麗人さん
点数 9点
投稿日時 2006-09-15 16:22:11
変更日時 2006-09-15 16:22:11
レビュー内容
とことん不器用で呑気でいいやつなサラリーマン宮田くんの周囲で、“実は”巻き起こっていたある一夜の騒動を巧みな構成で描く“タイム・スパイラル・コメディ”。

むむむ、巧い!ずばり、見事!
と、絡み合ったストーリーのパズルが次々に解かれていく様を目の当たりにして、自らの感情を口走ってしまった。こういう「巧い映画」を観ると、よくそういう風になる。

時間軸を巧みにずらして、効果的にストーリーの全貌を見せていくというアイデアを礎にした映画は、「パルプ・フィクション」以降各国で作られているが、ついに日本でも本家に勝るとも劣らない(とは言い過ぎかもしれないが)傑作が誕生した。と、思う。

ストーリーの軸に「大金」が存在するというのは、このタイプの映画の“定石”とも言える要素で、今作においてもその要素は存在するのだが、この映画が素晴らしいのは、最終的に登場人物たちが得るものが「金」ではないということだ。
そして、主人公は、端から終わりまで「大金」の存在すら知らないままであるということ。
それはすなわち、この映画の描く主題が、他国の娯楽映画のように“一獲千金”的なことではなく、呑気な主人公を軸とする“人と人との繋がり”であり、詰まるところ“人の感情”ということを意味する。

そのことが、この手のアイデアによる他の映画とは一線を画すような、今作ならではの“なんだか温かい”余韻を生み出していると思う。

娯楽性と同時に、人の感情を“さりげなく”描き出す素晴らしい映画だと思う。
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