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弥太郎笠(1960) - すかあふえいすさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 弥太郎笠(1960)
レビュワー すかあふえいすさん
点数 9点
投稿日時 2014-05-31 11:52:38
変更日時 2015-01-14 07:15:41
レビュー内容
1952年の「弥太郎笠 前後篇」の3時間を90分にまとめあげてしまうマキノ雅弘の妙技。
これぞ股旅時代劇「弥太郎笠」の決定版。

いや、淀川長治さんが絶賛していた稲垣浩の「弥太郎笠(彌太郎笠)」がいつ発掘される解らない。
なので、現時点での決定版という事で。

この「弥太郎笠」こそマキノ映画の文字通り“祭り”のエネルギーが脈打つ代名詞的な存在だろう。
本当は旗本の御曹司である弥太郎は、武士社会に嫌気がさして股旅の渡世人としての人生を選ぶ。 序盤からテンポ良く惹き込まれるのはいつもの事だが、幻想的な祭りの場面の踊りは御曹司(エリート)としての踊り、歌、剣の腕前を隠し、武士ではなく一人の人間としてお雪と交流する。

かつて世話になった恩人のため、惚れた女のためにヤクザ一家との死闘を選ぶ弥太郎。

全身からエネルギーがほとばしる中村錦之助のパワー、
少しふっくらした感じだが町のおっとりした可愛らしさが美しい丘さとみ、
これを中心としたマキノ流アンサンブルが繰り返され心地良い。
日本の時代劇の面白いところは、殺陣が無くても話の面白さで見入ってしまうところだ。

いや、殺陣もあるからこそ更に面白い。
1957年の「浪人街」じゃ本当に火花散らす鍔迫り合いがあったし、本作も負けてねえぜ。
「血煙(決闘)高田馬場」も、
「次郎長三国志」も何処か狂気地味たフルスピードの斬り合いが強烈だった。
この映画も凄い凄い。
お腹一杯になる傑作です。
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