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タイトル名 |
プライドと偏見 |
レビュワー |
枕流さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-04-28 22:21:05 |
変更日時 |
2011-04-28 22:21:05 |
レビュー内容 |
リジーがちょっと美しすぎるのが難点だが、原作の雰囲気はなかなかよく描けていたと思う。昔は皆貧しかったのだなあとあらためて思った。知識人である地方の郷士でも、暮らしに困っていたというのは興味深い。お金に賎しいというレビューもあるが、この時代背景をよく考慮する必要がある。家族の住む家がなくなるかどうかというときに、母親が娘をある程度財産を持った男と結婚しようとさせるのは当然だろう。その嫌になるような現実と愛という理想をどこで妥協させるかで人は悩むのだし、その姿が美しいのだ。 リジーの相手役のダーシーについても、批判が多い。確かに気持ちの表現が下手すぎる不器用な男で、これは女性側の好みによるんだろうなと思いながら観ていた。個人的にはマシュー・マクファディンの縁起は悪くなく、はまり役とも感じた。最後に、気持ちの移り変わりが激しく情熱的なのだが、同時にそれを慎み深く隠そうとするという難しいタイプのリジーを体当たりで演じたナイトレイの演技が出色。本当にうまい女優だと思う。 |
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