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タイトル名 |
天使にラブ・ソングを・・・ |
レビュワー |
ゴシックヘッドさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-01-27 03:17:30 |
変更日時 |
2010-04-02 23:39:14 |
レビュー内容 |
やっぱり面白い! DVDは既に持っているのに、テレビで観ちゃった! 主人公の女性デロリス(ですっけ?)は本当に幸せなんだと思いますよ。 デロリスは皆から愛されていたから、ああやって修道女さんたち、刑事さん達がカジノ街リノまで助けに来てくれたんです。 この作品では古い「しきたり」やら「伝統」やらに縛られているだけではダメだといったことを教えられます。 僕はどちらかといえば伝統を重んじるような仕事をしているので、そういう部分では少し学びます。 敷居やら格式が高いのは良いですが、それによって近づき難い雰囲気になり、客が離れていってはどうもこうもありません。 (だいたい、お偉いさん方がお高くとまっていて、そこでの権威を独占しようとするから、あのように市民との距離が出来てしまうのではないでしょうか?) それを市民に開放するってのは凄いことなんです。 どうやら上の地位にいる人は、そういったものを皆に分け与えるのが下手なように思えてなりません。 古くからある伝統から一歩を踏み出す勇気を学びます。 その先に開放感があるのかもしれません。 キリスト自身は、自分の教えが人を束縛してしまうという事を望んではいないと思います。
また、せっかくある「教え」を地域に解放してからこそ、それを外で実践してからこそ、その教えが実を結ぶのだと思いました。 解放できない教えなんて勿体ぶりか何かです。 とにかく閉鎖的ではダメなのだと知りました。
僕は暗く閉鎖的になりがちなのですが、それを突破してからこそ、真の明るさや開放感に包まれるのだと思えてきました。 成功や幸福と呼ばれるものも、そういったところにありそうな気がします。
しかし、 デロリスを助けに行く場面は感動モノです。 ヘリのおっちゃんの罪深さ(?)を懇願する修道女達はなんだかシュールでした。 リノのギャンブルに修道女がいる光景はなかなかブッ飛んでいます。シュールです。 また、コミュニケーション等でしばしばKYに悩む自分ですが、この作品を観ると「KYでもいいんだ!」なんて思える場面が多々あり、ちょっと心が救われます。 この作品で一番のKYさんは、恐らくあのおデブちゃんですが、彼女がストリートで少女達とダンスしている場面で、一人だけKY行為をぶっカマしてしまいましたが、それでもその後でみんなに暖かく迎え入れられるという場面があったからです。
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