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タイトル名 |
ドラえもん のび太の宇宙開拓史 |
レビュワー |
はち-ご=さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-12-22 01:19:49 |
変更日時 |
2010-12-22 01:19:49 |
レビュー内容 |
妻投稿■ドラえもんって「夢を与えるロボット」というコンセプトだけど、「夢を与える」というコンセプトでプロジェクトX的に作られたものって結局は「人間の欲望を実現する事」であって、ドラえもんもその例外ではないと思う。■さて、私は紫の大地と一面を襲う洪水(私はこの洪水の水の「サラサラした感じ」がたまらなく好きだ)、急激に広がる緑と奇妙な動物、そこにうまく適応している人たちを見て確信した。これはポニョにもあるような「誰でも睡眠時に見るよくわからない世界」だ。■私は作者は大長編を書くときに「夢をかなえる」=「欲望を実現する」で必ずしもいいのかと悩んだんだと思う。ドラえもんの映画の初期において、原作者はとにかく「人間が睡眠時に見る夢」をドラえもんで実現させ(コーヤコーヤ星に行ったのはドラえもんが関与したのではなく偶然の産物)、「夢を与えるという事は何か」を追求し始めたのではないかと思う。■この映画は鉄人兵団や宇宙小戦争みたいなメッセージ性はまだ強くはない。でも言葉では表現不可能な色と音による哲学性が含まれていると私は勝手に解釈しているのです。 |
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