みんなのシネマレビュー
X-ファイル:真実を求めて - 六本木ソルジャーさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 X-ファイル:真実を求めて
レビュワー 六本木ソルジャーさん
点数 7点
投稿日時 2008-11-17 01:06:12
変更日時 2008-11-17 01:06:12
レビュー内容
「こんな映画作って誰が得するんだ」と1%の期待もしていなかったが、テレビシリーズを比較的見ていたので、最後の締めくくりとして、やむを得なく鑑賞することとした。
まったく期待していなかったためか、予想外の展開・いい意味での裏切りが個人的にヒットした。
本作には、政府の特殊機関も特殊な極秘プロジェクトも、宇宙人も、UFOも登場しない。派手さが微塵もない、捜査官が巻き添えを食らっただけの誘拐事件に過ぎない。
予算の制約もあったと思われるが、このような小さな事件を取り扱った点が意外な潔さを感じる。大国を脅かすテロリスト事件、地球規模の災害、宇宙人とのバトルといったものが最近の映画の流れではあるが、この流れに乗らず、むしろ逆行したことに本作の意義があったのではないか。時代はかなり進んだが、時代に合わせるのではなくて、製作者は原点に回帰しようとしたと思われる。
モルダーとスカリーの関係が実に上手く描かれている。
久々の事件にのめり込むモルダーと、以前のように事件にのめり込まず、自分の新たな使命を見つけたスカリーとの対比が実に素晴らしい。心と体では二人は結ばれていても、もはや昔のような二人には戻ることができない。彼らの関係をみていると、“時の流れ”や“時の無常”を感じられる。“時間”というものが何かを変えてしまったようだ。
しかし、変わってないものもある。それが“超常現象の神秘性”のようなものか。
超常現象を信じないスカリーの胸に引っかかる“言葉”、引っかかる“何か”を見せることで、それが我々の心の中にも何かが引っかかるのではないか。
もはや、誰もオカルトチックな超常現象なんて信じていないだろう。
だから、100%胡散臭い・リアリティゼロのストーリーで構成するのではなくて、比較的現実的なストーリーの中に少しの超常現象で構成したという点が意外な上手さを感じられる。また、荒唐無稽な超常現象というよりも、誰にでも共感できる「あきらめないこと」、「人間の業」の深さや「神の赦し」という普遍的なテーマに落とした点はそれほど悪い落としどころではないと思う。
興行収入的に失敗しており、このシリーズは恐らく完結ということになると思われる。興行収入に失敗し、往年の作品を期待していた我々を裏切る形となったが、製作者の想いや彼らが辿り着いたアンサーが伝わってくる作品となり、いい形で幕を閉じたような気がする。
六本木ソルジャー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2011-05-14ブルーバレンタイン86.87点
2011-05-09アンノウン(2011)65.78点
2011-05-03塔の上のラプンツェル77.50点
2011-05-03SOMEWHERE76.69点
2011-05-03ブンミおじさんの森45.07点
2011-04-23デュエリスト/決闘者86.83点
2011-04-23戦場にかける橋67.20点
2011-04-23勇気ある追跡66.08点
2011-04-23エンジェル ウォーズ65.70点
2011-04-23イリュージョニスト(2010)76.92点
X-ファイル:真実を求めてのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS