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タイトル名 |
ウォーリー |
レビュワー |
Cinecdockeさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2022-03-23 23:00:30 |
変更日時 |
2022-03-24 22:50:11 |
レビュー内容 |
冒頭30分はほぼサイレント映画、という無謀な賭けにピクサーは勝つ。無機質に見えて血が通っているような小型ロボット2体と、マザーコンピューターに言われるまま怠惰に過ごす人間の対比。多くのSF映画で見られる、便利さを引き換えにした大量消費とAI社会への風刺が鮮烈。真の主役は人類であり、ロボットからの自立を果たし、如何にして本当の信頼関係、共存を築いていくか。二元論という攻撃性で分断するのではなく、壊れてしまった世界から再生という希望に変えていくのもまた人類なのだ。ロボット同士のラブストーリーも僅かな描写で感情を揺さぶり、見事に成立させたのも素晴らしい。 |
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