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タイトル名 |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 |
レビュワー |
六爺さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2009-08-01 22:54:21 |
変更日時 |
2009-08-01 23:19:52 |
レビュー内容 |
エヴァらしいオリジナルな設定(捕食されるエヴァ、サードインパクト、人ならざる物へ進化するエヴァ)、 精密な描き込みのジブリ、過剰なまでのハイライトや色彩の新海誠とは別アプローチのボカし表現による綺麗な背景美術、使徒の幾何学的なデザイン、エフェクトのデザイン など随所に見られるオリジナルな映像表現、起承転結から離脱したストーリー展開が、括弧たる世界観となり 独特の空気感が生まれていた。最近ではダークナイトでも同様のオリジナルが作る空気感を感じたが、 こういう映画は是非劇場で見たい。
話の内容自体は、あいかわらずエヴァでついていけない部分が多いが、今までのエヴァと違った点として、 シンジがレイを助けたいという、普遍的で誰でも分かる感情が強くなっている為、わからない要素はあるものの シンジの成長や頑張りに強く引き込まれた。
アニメ版では、レイがどんどん人間っぽくなくなっていってしまっていたが、破まででは レイはどんどん人間っぽくなっていっている、当時、設定等は分かりにくくても良いが、感情表現部分を、もっと素直にやってくれれば傑作になったんじゃ!?と歯がゆい思いをしていたので、そういう願望に答えてくれたように感じた。
次回作にも期待。 |
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