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タイトル名 |
2012(2009) |
レビュワー |
wagasiさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-12-27 00:49:47 |
変更日時 |
2009-12-27 00:49:47 |
レビュー内容 |
★今でもID4がテレビ放映されると、ついつい観てしまう。エメリッヒの中身のない大風呂敷は、心ある映画ファンの方には大噴飯モノなのだろうが、ストーリーなんか置いといて、とにかくありえない映像で楽しませてくれる、という映画として重要な要素に特化したその姿勢はなんか清清しささえ感じてしまう。 ★そして今回は自国アメリカと、人間自身に対する皮肉もたっぷり。米空母のあの扱いに代表される、軍の無力さ。大統領は演説ブツも途中でぶっつり、エアフォースワンは単なる障害物。解決策は中国頼み、日本完全にスルーで笑えない極近未来。生き残るのもカネ次第という、ま考えりゃそーだろーなあの現実。結果残ったやつらの醜さ。死んじゃう人たちのドラマが、そこそこホロリの感動くれるのが逆に話のツマであるってのが逆にスゴイ。 ★そしてクライマックスはなんと主人公達の密航(=身勝手な行動)で箱舟が危機にさらされるという、それどうよな展開も、ちっぽけな人間風情のやるこたこんなもんだろと・・・ ★結局自分だったら完全に置き去りにされるか下手すりゃ最初の地震くらいで死んでる組だと思うから、もう種を保存するためなんて奇麗事言ってもやっぱ本音は自分達だけは助かりたいとゆー人間達のドラマなんて、ハナから感動できるわけないじゃん、ってなことで完全に冷めて見てましたからね。 ★あ、そうそうラスト、アフリカ大陸がかなり無事に残って喜望峰を目指すって、おそらくじゃあ北半球はほぼ壊滅なんかもね。ってこれもかなりの皮肉。いつの間にこんな皮肉屋になったんだエメリッヒ。 ★追記、映像については他の方がさんざ書いてるので・・・ただエンドロールのCGスタッフの数、ものすごい・・・ほんとこれ映画館で観なきゃ意味ないよねえ。 |
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