|
タイトル名 |
2012(2009) |
レビュワー |
えすえふさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-05-15 02:03:16 |
変更日時 |
2021-05-16 21:51:28 |
レビュー内容 |
もっと深刻な映画だと思っていた。絶望的な崩壊黙示録ムービーだと思っていたんですよ。 しかし生粋の花火職人であるローランド・エメリッヒ氏が辛気くさい宇宙戦争みたいな事をする訳がなく、出てきたのは全力でエンタメしちゃってる面白ムービーでした。いやいやダニー・グローバーが大統領の時点で気づくべきでした。確実にこの映画を作っている本人達が一番この予言を鼻で笑っていましたね。
崩壊の予兆まではかなり退屈ですが、崩壊したらもう最高ですよ。CG映画だからこそ出来る、CGだから見れた、CGの全力をこれでもかと見せつけられる超派手な地盤大崩壊。 カッコ良く飛び出して爆発する地下鉄、派手にガラスをまき散らして崩れて行くビル、転がるデカいドーナツもう人間の力ではどうしようもない圧倒的な地殻変動がとにかく絶望的ではなく楽しく面白く描かれています。 更にどんなピンチでも小気味に挟むしょーもないギャグがまた最高です。おかげでもう人の命が軽いのなんの。主演の雰囲気ニコラス・ケイジもなんとも軽くて良いですね。もうどこまでも軽いです。
ですがラストのどうみても二年で完成する分けないカッコいいけどポンコツな箱船のすったもんだは正直スケールが小さすぎて退屈でした。いや、お前ら家族が悪いし、そもそももっとそういうのじゃないんだよ! ですが最後の最後までなんだか軽くて、これからも人間は争い続けるんだろうなと思わせてくれました。 そんなこんなで良いエメ映画でした満足です。
あと灰まみれになるダニー・グローバー大統領のシーンは確実にプレデター2のオマージュですよ絶対! |
|
えすえふ さんの 最近のクチコミ・感想
2012(2009)のレビュー一覧を見る
|