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第三の男 - ゆきさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 第三の男
レビュワー ゆきさん
点数 10点
投稿日時 2016-04-04 07:58:31
変更日時 2017-10-15 21:42:33
レビュー内容
 オーソン・ウェルズという天才に触れるにあたって、監督としての彼を知るには「市民ケーン」が、そして俳優としての彼を知るには「第三の男」が、最も適しているのではないでしょうか。

 有名過ぎる観覧車での長台詞や、初登場シーンにおける不敵な笑顔にも痺れますが、特に記憶に残るのは、クライマックスにおける地下水道での姿。
 それまでの飄々とした「ハリー・ライム」の姿が嘘のように、這いつくばって階段を上り、暗い地下に光を齎す出口へと手を伸ばす姿が、とても印象深いですね。
 どうしようもなく「人間」そのものを感じさせるというか、これほど強烈に映画の中の人物に感情移入させてくれた場面は、ちょっと他には思い付きません。

 そんなハリーが、拳銃を手にした主人公を前にして、死を受け入れたように微かに頷く表情なんかも、これまた素晴らしいのですが、この映画の特筆すべき点は、最後の最後。
 これほどの存在感を放つ「第三の男」が画面から姿を消した後に、映画としての絶頂を迎えるラストシーンが待っている事にあるのだと思います。

 映画は娯楽作品であると同時に、芸術作品でもあると感じさせてくれる一分間。
 是非とも多くの人に体験して頂き、こんな作品があるのだという事を知ってもらいたくなる。
 そんな、特別な美しさを秘めた映画でした。
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