|
タイトル名 |
ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ |
レビュワー |
リーム555さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2010-09-17 20:03:05 |
変更日時 |
2010-09-17 20:04:01 |
レビュー内容 |
<原作未読>佐知の視点で言えば初めの方で「家族3人で暮らせればそれでいい」と言っていた通りで、自分なりの愛の貫き方だった。大谷視点では「コキュ?」になってしまったが、その理由は皮肉なことに・・・という内容だ。ストーリーとしてはそれほど好きではないのだが、この映画で日本語の美しさに気付かされた。現代、夫婦の会話が敬語でなされるのはほぼ皆無だし、妻だけに絞っても珍しい方だろう。敬語というだけではなく語尾に「わ」を付けたり、○○ではないのですか?、○○ですもの、といったような、今じゃなかなか聞けない古風で丁寧な日本語が心地良い。英語じゃこの良さは出ないな。松たか子も良かったし、浅野忠信の淡白な演技も絶妙だった。雰囲気を楽しむ映画としては悪くない。
|
|
リーム555 さんの 最近のクチコミ・感想
ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~のレビュー一覧を見る
|