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タイトル名 |
ローラーガールズ・ダイアリー |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2010-06-05 06:28:56 |
変更日時 |
2010-06-05 06:28:56 |
レビュー内容 |
懐かしいなぁ、ローラーゲーム。すっかりルールを忘れてましたけど。ドリュー・バリモアの初監督作品って事ですが、子役時代から映画の現場をよーく知っているためか、手馴れた職人監督の映画みたいな風情。もう少しハズして壊れてるくらいの方が彼女っぽくていいんじゃない?とも思うものの、ここはきっちりと手堅く見事なガールズ・ムービーを世に送り出した事を褒めるべきでしょう。元々、洋の東西を問わず、このテの映画を私が悪く言う事は滅多になかったりするワケですが、何から何までベタであっても、物語が読めまくっても、一切退屈せずにワクワクと存分に楽しめてしまう、それはやっぱりこの映画に魅力が溢れているに他なりません。テキサスの片田舎を舞台に鬱屈した日々を送る主人公が自分を見つけてゆく物語。家族愛、友情、恋愛を散りばめて、それぞれにきっちりとケリをつけてゆく、それは予定調和の道ではありますが、きっちりとパズルを完成させてゆくような気持ち良さ。ちっちゃなエレン・ペイジがよく動き、いろんな表情を見せて好演しております。試合シーンでの一部のカメラワークに見づらいところがありはしたものの、意外なくらいにしっかりとした映画なのでした。この十余年、ドリュー・バリモアはフェミニズム映画の道を歩んでおりますが、出来不出来の差こそあれ、それがいつもちっとも嫌味のないものなので好感が持てます。この映画の主人公に対する視点が、まるで自分が成し得なかった夢を託そうとする主人公の母親の視点のように見えるあたり、ドリューの成長が感慨深いわぁ。蛇足ですが「ナイスジャンプ、イーブル・クニーブル」を字幕で「いいジャンプだったわ、名スタントマン」はどうなんでしょうね? 字幕を読んでも判らない事は自分で調べろって程度のスタンスでいいんでないの? 映画を見る事で様々な事に興味を持つ、それが映画の面白さなんじゃないかなぁ。 |
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