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海炭市叙景 - 花守湖さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 海炭市叙景
レビュワー 花守湖さん
点数 0点
投稿日時 2012-09-17 23:00:37
変更日時 2014-01-25 20:00:11
レビュー内容
なるほど、たしかに暗い。つい最近、18切符で、その函館に行った。かなり衰退していた。観光雑誌でみる函館とはあまりにも違い過ぎた。しかし映画の映像は、そんな函館の衰退よりも、そこで暮らす人々の「家」にスポットを当てている。まず一話。兄妹が暮らす家、そこは星飛雄馬の家にあるような、ちゃぶ台が置いてある。家の中なのに、よほど寒いのか、2人とも厚着をしている。そのうえ、光が全く射さない暗い家。私がそこに住んだら、おそらく一か月間でうつ病になる。ちなみに兄は自殺した。さもありなん。第二話。立ち退きを迫られる老婆の話。おそらく老婆は死ぬまでその家で暮らすだろう。しかし、くたばっても、死後1か月は死体が発見されない気がする。それでいいのか?そんな家、捨ててしまえよと思う。三話。プラネタリウムで働く低収入の男が、妻と息子から、死ぬほど嫌われている話。男は妻や息子と会話しようと試みる。しかし空気のように無視される。だったらなぜ離婚しないのか?無性にイライラする。老婆にせよ、プラネタリウム男にせよ、お前らは何にしがみついているのだ?お前らは故郷に執着しているのか?いや違うだろうな。お前らは家族に執着しているのだろう?しかしお前らに言いたい。家族なんて家電となんら変わらない。次に4話。妻に暴力をふるうDV夫の話だ。夫は血が出るまで妻を殴る。妻は精神的に病気になって息子を虐待する。完全に壊れた家電家族だ。地方の衰退という1つのメタファーを通じて、どの章も、崩壊家族が描かれていた。しかもこの手の映画で必須であるはずの、家族の再生が描かれていない。もし、お前らが故郷から脱出するだけならば、単純に電車やバスに乗ればすむだろう。しかし、お前らにとって、それが本質的な受苦からの解放につながるのか?それは不可能なのだ。映画は何の解決策も示さずに幕を閉じる。この映画は不幸の大バーゲンセールでもやっているのか?
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投稿日付邦題コメント平均点
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2014-10-18永遠の016.27点
2014-10-05それでも夜は明ける96.50点
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