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タイトル名 |
コクリコ坂から |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-06-11 22:19:18 |
変更日時 |
2013-06-11 22:28:25 |
レビュー内容 |
いや、こんなに良いと思わんやった!父親の駿監督の女性ヒロインとの微妙な差がとても心地いい。歴代宮崎ヒロインの代表格サツキとメイでもなく、ジブリの詩人のひとり、故近藤監督の「耳をすませば」でもない。これは紛れもなく宮崎吾郎監督の描いた女性ヒロインである。設定は坂本九の時代だが、人物、特に女性たちは、出来のいい邦画の学園ものを観ているような感じすらさせる。ジブリの女性アニメーターたちがモデルではなかろうか?などと考えてしまう。声優の長澤まさみさんがまた大げさじゃなくていい。宮崎さんの作品に多い「は~い」とヒロインが返事をする場面。(特に傑出は「魔女の宅急便」だろう)そこをとってもやはり駿監督とは微妙に違う。これは吾郎監督の計算なんだろうか?いや。きっとそうだろう。選曲も新鮮。もちろんジブリという最高のスタッフがいたからでもあろうが、まったく畑違いの世界からきた監督としては、これはもう合格点じゃなかろうか?まぁ傑出した才能がそろったアニメ業界で、またこれだけの機会があるかどうかはともかく、日本アニメにひとつの秀作ができたことを祝いたい。 |
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