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の・ようなもの - S&Sさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 の・ようなもの
レビュワー S&Sさん
点数 8点
投稿日時 2021-10-29 22:51:46
変更日時 2021-10-29 22:51:46
レビュー内容
森田芳光は本作が商業映画デビュー、そして志ん魚=伊藤克信もこれが俳優デビュー作。初見の折は伊藤の強烈な栃木訛りと棒読み調セリフ回しには度肝を抜かれました。これが森田の演出なら特異な演技力の持ち主ということになりましょうが、彼はそもそも日光出身だしちょっと前までは素人だったんだから、たぶん素なんでしょう。森田芳光の演出も初期・森田の特徴であるシュール調が織り交ぜられています。銭湯のシークエンスに於いて、男湯でなぜか一人だけ女性が脱衣しているのに誰も反応を示さないというシーンは、何度観ても訳が判らん(笑)。女子高落研部員たちも、みなたどたどしいというか素人っぽい演技(この中にはなんと若き日のエド・はるみがいる)。でもそんな中でも、尾藤イサオと秋吉久美子が見せる演技はさすがでした。尾藤はオープニングとエンディングでは歌声まで聞かせてくれる大サービス、これは浜田省吾が作曲でこれまたいい雰囲気なんだなあ。秋吉はソープ嬢なのにお店ではビキニ姿、70年代はけっこう脱いでいた印象があるんですけど、もう出し惜しみですかね(苦笑)。また志ん魚はじめ若手噺家たちが、私生活はみんなアイヴィー・ルックなのもなんか80年代らしくて良かった。この映画の登場人物はみな善人でしかも裏表がないというのも、ある意味珍しい部類の映画と言えるでしょう。そして、付き合ったJKの父親から「お前の落語は下手くそ」と酷評されて隅田川ベリから浅草仲見世を抜けて歩いて帰るシークエンスは、やはり森田映画きっての名シーンでしょう。 心がささくれだった時こそ観るべき、森田芳光の落語への愛が迸る一編です。
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